もくじ
キャッシュフロー計算書(CF)とは?
キャッシュフロー計算書には、現金が期間内にどれだけ出入りしたかが記載されています。
キャッシュフロー計算書からは、企業の将来性がある程度わかります。

キャッシュフロー計算書(CF)の構造
キャッシュフロー計算書は下記のように分かれています。
- 営業活動によるキャッシュフロー
(営業キャッシュフロー) - 投資活動によるキャッシュフロー
(投資キャッシュフロー) - 財務活動によるキャッシュフロー
(財務キャッシュフロー)
営業活動によるキャッシュフロー
(営業キャッシュフロー)
営業キャッシュフローは、企業が継続的にキャッシュ(お金)を稼ぐ源です。
そのため、営業キャッシュフローがプラスかどうかを確認することが大切です。
キャッシュフローマージン
キャッシュフローマージンという指標をみると、キャッシュを稼ぐ力がわかります。
キャッシュフローマージンは、下記の式で求めることができます。
キャッシュフローマージン=営業キャッシュフロー÷売上高
参考にした書籍では、キャッシュフローマージンが7%なら稼ぐ力がある企業、10%以上であれば優良企業と判断しているようです。
投資活動によるキャッシュフロー
(投資キャッシュフロー)
投資キャッシュフローは、企業の投資状況が記載されています。
投資キャッシュフローは、マイナスが通常の状態のようです。
なぜなら、投資キャッシュフローがマイナスということは、将来のために投資を行っている状態だからです。

逆に、投資キャッシュフローがプラスの場合は、将来のための投資を怠っている可能性があるので注意が必要です。
財務活動によるキャッシュフロー
(財務キャッシュフロー)
財務キャッシュフローは、主に投資のための資金調達や返済、自社株式の買い入れ、配当金の支払いなどの内容が記載されています。
財務キャッシュフローもマイナスの状態の方が健全といえるようです。
なぜなら、借り入れと返済が同じであれば、自社株式の買い入れや配当金などの株主還元分がマイナスになるからです。
フリーキャッシュフロー
フリーキャッシュフローとは、企業が自由に使うことができるお金いくら稼いだかをあらわします。
フリーキャッシュフローは、下記の式で求めることができます。
フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー-投資キャッシュフロー
また、フリーキャッシュフローが大きいと、下記のようなことに使うことができます。
- 将来への投資
- 借入金の返済
- 株主還元
キャッシュフロー計算書のまとめ
キャッシュフロー計算書には、現金が期間内にどれだけ出入りしたかが記載されています。
営業キャッシュフローで稼いで、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローで使うのが健全な企業ということになります。
営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローの合計がプラスであれば、お金が増えているので安全な状態ということがいえます。
キャッシュフロー計算書は、比較的読みやすそうなので、理解して読めるようにしたいですね。
主にこちらの電子書籍を参考に投資の勉強をしています。